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セキュリテイ脅威 中国監視システムが世界に覇を唱える?【禁聞】

2016年11月25日

【新唐人2016年11月25日】

ハイクビジョン(HIKVISION)は、中国の監視カメラメーカーです。世界100ヶ国以上の市場シェアを占めていますが、中国政府が支持し、コントロールしていることから、セキュリティ問題が懸念されています。

 

ボイス・オブ・アメリカは17日付の報道で、世界最大の市場調査会社IHSの統計を公表し、2015年の監視カメラシステム領域の世界市場シェアは、ハイクビジョンが19.5%で、5年連続で世界一位になり、国外の市場シェアも9%と、高いと報道。

 

アメリカの同業界の人は、ハイクビジョンの激安の製品は、アメリカ国内のメーカにダメージを与えると指摘しています。

 

ボイス・オブ・アメリカは、ハイクビジョンの監視システムは監獄、公立学校、退役軍人センターなどあらゆるところで見かけられ、アメリカ在駐のアフガニスタン大使館やミズーリ州のフォート・レオナード・ウッド軍事基地の国家安全部門でも使用していると指摘。

 

イギリスの空港、政府ビル、体育館、地下鉄など重要施設でも同社の製品が見られます。

 

同社のカメラは霧や雨、暗い中でも綺麗な画像を撮ることができます。車のナンバープレートを識別でき、ドライバーが運転中に携帯を使っていることもわかります。また顔の識別技術に加え、体型、髪色、服装の識別かできることから、特定な物件を追跡することも可能となっています。

 

監視設備業界のあるアメリカ人は、ハイクビジョンにより、アメリカが中国当局の監視下に追い込まれる可能性を指摘し、アメリア参議院外交委員会の元高官ステファン・ブライェン氏は、アメリカが敏感地域に同社の設備を設置するのは、重大なミスだと指摘しました。

 

民主中国陣線 盛雪主席

「いまのところこの会社(ハイクビジョン)が関連データを中国当局に送った事実はありませんが、我々が確信できるのは、中国共産党政権がこのような会社をコントロールしていることは、将来その可能性は十分あるということです。」

 

民主中国陣線(みんしゅちゅうごくじんせん)主席の盛雪(せいせつ)さんは、中国共産党が国内で民衆を監視し、敏感な発言などを収集していますが、今は世界中へ情報収集を拡大しており、世界範囲の監視システムを構築しているとコメントしました。

 

ハイクビジョン社は、中国電子技術グループ会社の第52研究所として位置付けられ、同社の研究開発技術総監、浦世亮(ほ せりょう)氏は、中国公安部重点実験室の技術責任者です。

 

報道によると、2015年と2016年に、同社は中国国家開発銀行と中國輸出入銀行から、200億元の低利子の資金と、200億元の与信限度額 ( よしんげんどがく )を獲得しました。

 

Java ソフトウェアエンジニア 陳帥氏

「政府と密接な関係があるからでしょう。これは彼らが政府にバックドアやいろいろな便利な事を提供するに止まらず、直接当局にコントロールされていることを意味するのでしょう。」

 

Java(ジャバ) ソフトウェアエンジニア陳帥(ちん すい)さんは、中国国内の同業界の諸企業は政府の要求に応える監視ソフトウェアを作るため、ユーザーに大きなセキュリティ脅威をもたらしていると指摘しました。

 

「潜行者(せん こうしゃ)」と名乗るあるネットユーザーは、同社製品の中で使われるチップはファーウェイ(HuaWei)が生産しており、監視システムがインタネットに接続すると、Web Components(ウェブ コンポーネンツ)、ezviz クラウドを通して、映像、音声、警報を収集することができるとコメント。アメリアで、ハイクビジョンとファーウェイは、電力給電システムからハイクビジョン監視システムと繋がっているネットワークに侵入することができます。

 

最近、中国のある会社がアンドロイド携帯にバックドアを作り、数億のユーザーに被害を与えたことが発覚されました。

 

民主中国陣線 盛雪主席

「ここ2年間、中国当局は国際社会の情報、言論、世論などについて一連の大きな動きを見せています。例えば去年国外で起きた数件の拉致事件がそうです。これらのことは、中国共産党がとても大きな野心を抱えていると意味しています。」

 

盛雪さんは、中国共産党が近年国際社会に向け、当局の意識形態を輸出する「国際大外宣」活動を起動しており、ハイクビジョンはその全体戦力の一部にすぎないと指摘しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/11/19/a1297690.html (中国語)     

(翻訳/吉田 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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